[レビュー]『手帳という武器をカバンにしのばせよう』

レビュー

皆さんの手帳を使う目的は何でしょうか?
主な目的はスケジュール管理、TO DO、日記、ライフログなどだと思います。
今の手帳の使い方に満足していれば良いですが、もしも手帳をもっと使いこなしたい、手帳を使って時間管理できるようになりたいと望むなら、今回紹介する本はとても役立つことでしょう。

具体的な使い方の例も手帳に書いてみたので、ぜひ見てみてくださいね。

『手帳という武器をカバンにしのばせよう』 さとうめぐみ著 (KADOKAWA)


本の内容をざっくりとご紹介

このような方におすすめ

次のような方にはこの本をぜひおすすめしたいです。

  • 手帳を使ってうまく時間管理をしたい
  • 書類やデータがたまってしまい管理が面倒
  • お金の無駄遣いをしてしまう
  • 仕事の先延ばしやプレッシャーが多い
  • 人間関係をもっと円滑にしたい

本書の内容は仕事に関する使い方が多いですが、日々の生活に使えるアイデアも多いのでとても役立ちますよ。

使用する手帳のフォーマットと色分けルール

本書で使う手帳のフォーマットは、週間バーチカルです。
バーチカルにはもちろん時間ごとの予定、TO DOや簡単な日記などを書きます。
またマンスリー(月間ブロック)ページも利用して大まかな予定を書きます。

マンスリー ………… 「他人との約束」→ 予定
週間バーチカル …… 「自分との約束」→ TO DO

本書の1番の特徴はボールペンの色分けルールです。
内容ごとに4色の色分けをし、ページをぱっと見て内容が仕事に偏りがちではないかわかるようにします。

青 …… 仕事
緑 …… プライベート
赤 …… 健康、重要事項
黒 …… 雑事

具体的な使い方をご紹介

この本で提案している使い方を一部ご紹介します。

緑色のマーカーで休みを目立たせる

緑色のマーカーで休みの日を囲みます。
休息をしっかり取ることで、仕事でベストなパフォーマンスを発揮できるようになります。

仕事にかかった時間を見える化する

バーチカルに青で矢印を引いて終業時間を明確にします。
また、何か作業をするときは目安の時間まで矢印を引き、実際かかった時間が長ければ点線の矢印を引きます。
そのように「見える化」することで自分の仕事時間がわかるようになります。

毎日、自分がワクワクするTO DOを緑色で書く

手帳が仕事のことばかりだと自分のために時間を使ったという実感がなくなってしまいます。
そこで、緑色でチェックボックスを書いて自分のためのTO DOを作っておきます。
(本書では「□一日一緑」と名付けています)
人との予定ではなく、「好きなスイーツを買う」「テレビ番組を見る」など、自分が気楽に楽しめることにしておきます。

書類整理や衣服の整理をする日を決めておく

物の整理はついつい後回しになってしまいますが、手帳で日付を決めておくことにより実行しやすくなります。

ハッピーマイレージを記入する

毎日いいことがない、損ばかりしていると思っている方にはぜひ実行していただきたいアイデアです。
どんな小さなことでも良いので、ラッキーだったことや何かもらえたものがあれば緑色で記入します。
自分が誰かを喜ばせたときも記入しておきます。
それを書くことで自分が色んな幸運や幸せに恵まれているかを実感できます。

本書の良い点といまいちな点

わたしがこの本の良いと思った点は以下の4つです。

  • 書き方の具体例が多い
  • 色分けルールがわかりやすい
  • □一日一緑、ハッピーマイレージなどのオリジナルアイデア
  • 予定やTO DOだけでなく感想も書くところ

具体例がたくさん書いてある手帳術の本はたくさんありますが、本書には実際に手帳に記入した画像をたくさん載せているので、一読した後はその記入例を見れば内容をすぐ思い出せます。

また「ハッピーマイレージ」はわたしが1番気に入ったアイデアで、バーチカルは使っていませんが自分の手帳にその日のラッキーなことを簡単に記入してたまに読み返します。

ちょっといまいちだなと思ったのは以下の2つです。

  • 矢印はちょっと書きづらい
  • 情報のプリントアウトは時代遅れかも

バーチカルに仕事や作業の時間を矢印で書くというルールですが、定規がないと書きづらいのと、曲がってしまうとややストレスかも……。
代わりに青のマーカーで線を引いてしまう方が簡単かなと思いました。

また情報をPCからプリントアウトして読むのは遅れているかもしれません。
スマートフォンに残して読み直す方が便利です。
本書の発行は2013年なので、時代の移り変わりを感じます。

手帳に記入例を書いてみた

『手帳という武器をカバンにしのばせよう』の内容を元に記入例を手帳に書いてみました。
本書にも記入例がありますが、実際に書いたものの方がイメージしやすいかと思います。


まずはマンスリーから。
使ったのはB6サイズの手帳です。

休日は緑色マーカーで囲み、何も予定を入れない「完全休日」には斜線を引きました。
仕事の予定などは青色で、自分の予定は緑色のボールペンで書いています。

拡大した画像はこちら。

次は週間バーチカルのページです。
B6だと小さい字で書き込まないといけないので、ワンサイズ大きいA5サイズにしました。

拡大した画像はこちら。

仕事が青色、プライベートが緑色なのでほとんどその2色で埋まっています。
色分けルールは厳密に守らなくても、自分が見やすい色で良いのではないかと思います。

仕事の予定やTO DOは、書き込む内容がもっと多い方もいるでしょう。
予定は手帳に書いて、TO DOは別の付箋やメモに書くという使い方もあります。
本は参考程度で、手帳の書き方を自分なりにアレンジするのもおすすめです。


以上、『手帳という武器をカバンにしのばせよう』をレビューさせていただきました。

出版から10年経っていますが、手帳の使い方がとてもわかりやすく書かれているのでとてもお勧めの本です。
紙の本は残念ながら中古でしか見つからなかったのですが、電子書籍は色んなストアから販売されているのでぜひ読んでみてくださいね。


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