仕事には手帳が不可欠な理由

手帳について
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毎年10月頃、またはこの時期になると書店や文房具店でたくさんの手帳が並んでいるのを見かけます。
雑誌やネットでも学生や社会人に手帳の利用を促す記事が多く見られます。

手帳を使ったことのない方々にはこんな疑問が生まれるのではないでしょうか。

「予定はカレンダーに書けば十分」
「忘れたくない用事はメモに書いておく」
「スマホのカレンダーやリマインダーの方が便利」

その意見は間違っていないと思います。
特にスマートフォンは便利なアプリがたくさんあるので、わざわざ手書きを利用しなくても良いかもしれません。

でも手帳コーナーは相変わらず多くの商品が並び、文房具や関連書籍も大人気です。
その理由はなぜなのでしょうか。

わたしは手帳を使って7年くらい経ちます。
使う以前と今を比べると、今の方が仕事をしやすくプライベートの予定管理もできるようになりました。
わたしなりに手帳の利便性を説明したいと思います。

手帳を使うメリット

  • 予定管理が楽
  • タスクの整理ができる
  • 紙に書くと内容が頭に残りやすい

予定管理が楽

まず予定管理についてお話しします。
仕事でもプライベートでも予定のない方はいないでしょう。
特に仕事の場合、会議などの予定、作業の締め切り、取引先やお客様との約束を守ることは非常に大事です。
むしろ守れなかったら社会人失格です。
そのような予定を全て頭に入れて覚えている人はほぼいないと思います。

予定を忘れないようにするにはどうするでしょうか。
カレンダーやホワイトボードなどの予定表に書く、スマートフォンのアプリに入力するなどの方法があるでしょう。
しかし壁掛けの予定表はあくまでもパブリックなもので、自分専用のものを持つ人はあまりいません。
またスマホの場合、タップしてアプリを開くまでに時間がかかります。入力もひらがな→漢字やカタカナに変換という手間がかかります。

紙の手帳の場合、完全にパーソナルで自分だけの予定を組めます。
また一ヶ月や一週間単位で見開きになっているので、知りたい予定をぱっと目に入れることが出来ます。
記入も何か筆記用具があればあっという間に終わります。

タスクの整理ができる

次にタスクの整理について。
わたしたちの生活は毎日やるべきタスクで溢れています。
家事や職場でのルーティンな作業であれば特に書き留める必要はないですが、仕事では多くの作業がありそれぞれ締め切りが存在します。
スムーズに仕事を進めるためには優先順位を決めて作業を行わなければなりません。
Aという仕事の最中にBを頼まれて、Bが終わって満足しAのことをすっかり忘れて退社すると大変なことになるでしょう。

手帳があれば一ヶ月や一週間単位でどのタスクを優先するか決め、終了してからチェックしたり傍線を引けば、今何が必要なのか一目でわかるのです。

紙に書くと内容が頭に残りやすい

最後に手書きすると内容が頭に残ることについて。
多くのサイトで手書きのメリットが紹介されていますが、わかりやすいものを引用させていただきます。

紙学習は長い歴史がある分、教材の種類が豊富です。よって、個々のレベルや好みに合わせた教材を選ぶことができます。また、冊子状の紙媒体は、気になるページを素早く探せることもメリットです。付箋を活用すれば、能動的に情報の取捨選択がおこなえ、重要なページも即座に開けます。
このほか、紙学習には、学習内容を深く理解できるという大きな利点があります。手を動かして学習内容を紙に書き残すので、学習内容をよく理解し、記憶に残しやすいのです。

トッパン・フォームズ(株)の脳科学実験からは、ディスプレイよりも紙媒体を通して文章を読んだほうが、前頭前皮質(情報を理解しようとする脳の部分)の反応が強いことが明らかになっています。また、紙という素材が人間の五感に高い親和性があることから、紙媒体に載った情報は疲労や生理的な違和感がなく、脳内の長期記憶貯蔵庫に格納されやすいとの研究論文もあります。

 引用元:Loops Style「勉強における『紙』と『タブレット』の違いとは?」

パソコンで作った文書を印刷して改めて見ると、ディスプレイで見たときに気づかなかったミスを発見するのはそういう理由かもしれません。

まとめ

手帳を使うメリットをもう一度まとめると、

  • 予定管理が楽
  • タスクが整理しやすい
  • 紙に書くと内容が頭に残りやすい

次回は手帳にどんな種類があるのか具体的に説明いたします。

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